おりがみについて
おりがみについて
「あなたは、"おりがみ" をしたことがありますか?」
日本に住む人ならばおそらく、"おりがみ" を折ったことがない、"おりがみ" を知らない、という方はあまりいないでしょう。
一枚の紙から美しい花や、かわいい動物など折り出せる "おりがみ" は、日本に古くから伝わる文化としてたくさんの人々に親しまれてきました。趣味・教育・リハビリテーション効果など様々な可能性を持つ折り紙、いまでは工業製品にまで応用され、その世界は確実に広がっています。
ひとり一人の心の中にいきづいてきた折り紙のすばらしさは国や地域を越えて、世界共通語「ORIGAMI」として、世界中にはばたいています。
■ 日本折紙協会の会員がいる国と地域
アメリカ
アルゼンチン
イギリス
イスラエル
イタリア
イラン
インド
インドネシア
ヴェネゼエラ
オーストラリア
オーストリア
オランダ
カナダ
ギリシャ
ケニア
コスタリカ
シンガポール
スイス
スウェーデン
スリランカ
タイ
ドイツ
ニュージーランド
ノルウェー
パキスタン
ハンガリー
フィリピン
ブラジル
フランス
ペルー
ベルギー
ボリビア
マレーシア
メキシコ
ロシア
韓国
台湾
日本
おりがみとは何でしょう?
本来、「おりがみ」とは、紙を用いて『折る』という手法で、様々な形をつくりだすことです。おりがみにおいて、切ったり、のりづけしたり、色をつけたりすることは「折る」という手法の補足的なものなのです。
切ったりすることによって、そのおりがみが、より良い物になるのなら良いのですが、切る、のりづけする、色をつけるなどが主になってしまっては、もはや「おりがみ」とは言えません。
また、安易に切るということを行えば、どんな形も変化も簡単にできてします。折る工夫も不要のものとなってしまうでしょう。
さらに、最近では、「不切正方形一枚折り」(切りこみなしで一枚の正方形の紙で折ること)にこだわる折り紙愛好家も多く、複雑なおりがみもたくさん創作されています。
しかし、手法を「折る」ことだけに限定しては、おりがみのすばらしさも半減してしまいます。 こだわる事も大切な要因ですが、まず基本の、『折る』という心を大切に皆様も考えて折ってもらいたいと願っています。
おりがみの日
11月11日は「おりがみの日」
数字の1が4つ並ぶ11月11日、数字の"1"を正方形の一辺と見立て、1が4つで正方形のおりがみの4辺を表すことから、1980年、この日を「おりがみの日」に制定しました。
この日は世界平和記念日(1918年第一次世界大戦休戦条約が調印された日)にもあたり、おりがみの平和を願う心と相通じるものがあることも制定した理由のひとつです。